Raspberry Pi 3の起動時に自動無線LAN接続(1)
Raspberry Pi 3には、2とは違い
無線LANのモジュールがデフォルトで付いているらしいです。
で、Raspberry Pi 3に無線経由でSSHをするには、以下のような手順が必要です!
1. ラズパイに有線ケーブルをつないで、SSHで入ったあと、無線LANに接続する
2. ラズパイに有線ケーブル・キーボード・ディスプレイをつないで、無線LANに接続する
無線経由でSSHしたくても、どっちにしろ有線で一度繋がなきゃいけないんです…
それって面倒くさくないですか!?
ってことで、今回はラズパイが起動した時点で、自動的に無線LANに接続するようなスクリプトを作成したいと思います。
環境
Raspberry Pi 3
CentOS 7
そもそも、どうやって無線LANに繋げるのか
ラズパイを無線LANに接続するには、「nmcli」というコマンドを使います。
「nmcli d」というコマンドを打って、ネットワーク機器の一覧を表示します。
# nmcli d DEVICE TYPE STATE CONNECTION eth0 ethernet connected eth0 lo loopback unmanaged --
しかし、無線LANであるwlan0が認識できておらず、見当たらりません。
そこで、wlan0を認識するには、Firmwareというソフトウェアを準備しなくちゃいけないっぽいです。
# yum -y install git # git clone https://github.com/RPi-Distro/firmware-nonfree.git # mv /lib/firmware/brcm{,.org} # cp -R firmware-nonfree/brcm80211/brcm /lib/firmware/brcm # curl -L --output /usr/bin/rpi-update https://raw.githubusercontent.com/Hexxeh/rpi-update/master/rpi-update # chmod +x /usr/bin/rpi-update # rpi-update # reboot
で、リブートした後、もう一度ネットワーク機器の一覧を確認してみると
DEVICE TYPE STATE CONNECTION eth0 ethernet connected eth0 wlan0 wifi disconnected -- lo loopback unmanaged --
と、wlan0が認識されるようになります。
で、無線LANに接続するには、以下のような手順で接続することができます。
# nmcli d wifi connect ___ssid___ password ___password____ # nmcli d DEVICE TYPE STATE CONNECTION eth0 ethernet connected eth0 wlan0 wifi connected ___ssid___ lo loopback unmanaged --
ちなみに、無線LANの一覧を確認したい場合は、以下のようなコマンドを打てば確認できます
# nmcli d wifi
参考:Raspberry Pi 3 へCentOS7導入からWifi無線LAN接続まで設定メモ - YOMON8.NET